2019年5月28日火曜日

e-Govは可能な限り使わずにHR-Techサービスを使うべきという結論

とにかくひどいe-Gov

何度か社会保険関係の申請などでe-Govを使ったことがある。官公庁系の公式電子申請サービスは軒並みユーザインタフェースが壊滅的で分かりにくいものであるが、e-Govは群を抜く。最悪の中の最悪のユーザーインタフェースを誇っていた。不可思議なウェブサービスとデスクトップクライアントとの融合。使い物にならないメッセージ機構。直し方が分からないエラーメッセージ。e-TaxやeLTAXとは比にならない使いにくさである。
ソフトウェアエンジニアであり数あるウェブサービスを使っている自分ですら全く理解できないのだ。こんなものを一体だれが使いこなせるというのか。唯一の救いは電話サポートが親切だということだ。e-Govを使うなら電話サポートを使い倒すくらいのつもりでなくてはならない。いずれにしろとてつもないストレスを抱えることにはなるが。

HR-Techサービスを使ってみたら最高だった

e-Govは外部サービスのためにAPIを提供しているため、これを利用して電子申請が行えるサービスがいくつも存在している。これらはe-Govとは比べ物にならない素晴らしいユーザインタフェースと付加機能を有している。基本的に有料ではあるがそれほど高価ではないし絶対にこちらを使ったほうがよい。試したのはOffice StationとSmartHRというサービスだ。

Office Station

Office Stationは約100の帳票の電子申請に対応しており利用頻度の高い帳票はほとんど網羅している。保険関係成立届やなど事業所単位で一度しか使わないような帳票も電子申請が可能で立ち上げたばかりの会社で使うのに最適だと感じた。ユーザインタフェースはやや古く部分的に分かりにくく感じる部分もあった。 しっかりとマニュアルを読めばいいのだがなんとなくで使おうとすると少しハマる部分がある。また、10人まで900円という格安料金体系で、大抵のケースで後述のSmartHRよりも安い。

SmartHR

この手のサービスで一番目立っているのがSmartHRではないだろうか。最近は広告などもよく見かける。対応帳票の数はOffice Stationと比べると心許ないが、利用頻度高いものはだいたい電子申請可能のようだ。際立つのは分かりやすくモダンなユーザインタフェースだ。利用登録後にスマホゲームなどにありがちなチュートリアルなどがしっかりと整備されており「分かりやすさ」にしっかりと時間を使っている。


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